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波力発電装置の洋上設置 in Kaneohe

  • 執筆者の写真: Lab Eto
    Lab Eto
  • 2018年10月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:2018年10月8日


10月4,5日にKaneohe湾沖(Oahu島)にLifesaverという名前の洋上風力発電装置を設置するというので立ち会ってきました。浮き輪のようなカタチが名前の由来です。実は以前この装置は今回据え付けるサイトの近くのブイに設置されていたのですが,一度その役目を終え,今回は新たにこの装置の底にカメラを取り付け,その動揺時の様子を把握するという2回目のプロジェクトとして設置されることとなりました。また今回は据え付ける場所も係留方法も少し変わります。

4日は9時から小舟に乗り込み,母船へ移動し,母船から新たな3つの中間ブイを海底のアンカーに繋ぐ工事を見学しました。洋上での工事に精通している人なら何でもないかもしれませんが中間ブイを海面から1m程度沈めて設置する際,海の作用をうまく利用してブイを沈めていたところがとても興味深かったですね。・・・あまり細かく書いてもマニアックになるのでプーリーとアンダーウォーターリフトバックを使っていました。というくらいにしておきましょう。

そして5日には真珠湾付近からタグにより曳航されてきた装置を,昨日設置したブイに繋ぎまた装置内の発電装置から伸びたワイヤーを海底に繋ぐ海底へアンカーを打つ工事を見学しました。それも朝5時から。。。アンカーの固定は,海底に先ずドリルで穴をあけ,その後エポキシ樹脂を穴に流し込み,固定するという方法で,海の中という自由の利かない状況でダイバーは船上の監督者と常にコンタクトを取りながら頑張っていて,監督者は常にダイバーの潜水時間や健康状態に気を配っていました。ダイバーのこめかみにはビデオカメラがついていて,監督者はその映像をもとに指示を出していました。それにしても水深30mでしたが光も届き,海はとてもクリアでしたね。

また写真では波は穏やかに見えますが,とてもうねりがきつい状況でした。やはりこれくらい揺れないと発電装置だから駄目ですよね。海洋実習の海が荒れている日くらいな感じを2日目は13時間・・・なかなか過酷ではありましたが,本当に楽しく充実した2日間を過ごしました。(惠藤)

https://www.youtube.com/watch?v=nVxZndyW5So

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©2018 by

Marine Structural Analysis & Design Laboratory, Department of Oceanic Architecture & Engineering, College of Science & Technology, Nihon University
​日本大学 理工学部 海洋建築工学科 海洋構造デザイン研究室(惠藤研究室)

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